黒髪山音楽ホール

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たかはしようこ


高橋 曜子 たかはしようこ 作曲・ピアノ・音楽学

 

乖離から融合へ

伝統と現代の乖離は私の経歴です。創設された大阪大学文学部美学科で雅楽を研究し、今は亡き恩師にケルン大学へ飛ばされ、その後あらゆる大学で講義をし、阪大の後、大阪芸大に移られた谷村晃恩師より博士号をいただきました。出会った頃大フィルのフルート奏者であった夫は、第一線の仕事盛りで、ありとあらゆる企画、ピアノ伴奏を引き受けました。その合間に、志していた日本的な作品、編曲、邦楽曲などが少しずつできたのです。乖離は「幸せ」で埋められたと思います。夫の愛、恩師の導き、父の理解、友の励まし.... この人生に感謝し、名刹黒髪山で深呼吸をしながらさらにキャリアを豊かにしたいと思います。
2006.2.12

幼少より作曲を始め、内海啓、山田康子両氏にピアノを師事。大阪大学文学部に入学し美学科音楽学を専攻。雅楽を中心として日本音楽の研究を始め、同大学院修士課程修了。
1982-83年、文部省派遣国際交流制度によりケルン大学に留学。
1979年、フルートの習作によって広瀬量平氏の薫陶を受け、ほぼ毎年「京都・若い作曲家による連続作品展」に出展。1986年、大フィル首席フルートの高橋と出会い、伴奏を務めるとともにフルートの編曲、作曲を積極的に行い、ピアノ伴奏と編曲をまとめた「カナリア名曲集」「日本の郷愁」(各音楽之友社)などを出版。作品はピアノ曲、弦楽四重奏からピアノトリオ、邦楽まで多岐にわたるが。日本音楽の精密な分析と洞察から、現代音楽と伝統の融合を試みる。また研究においては大谷大学、大阪教育大学、甲子園短期大学、名古屋芸術大学、奈良教育大学、神戸大学などの各大学の講師を務めながら、卒論以来の集大成である博士論文「雅楽分析論ーその日本的受容と変容」をまとめ、谷村晃大阪大学名誉教授から博士(芸術文化学)を授与される。

 

高橋成典とデュオ

高橋成典と出会ったころ

 

新作初演

新作初演 各地で好評を得た成典のフルートによる「香華」。日本の声明の抑揚を笛に託し、適宜お寺の法器で助奏します。これは京都コンサートホールにて96年演奏のもの。

 

仲良し3人組

やしほの曲
傘寿を祝して八つの組曲から成る「やしほの曲」

茨木市きらめき教養講座の紹介涯学習センター授業風景

「型と間」を中心として作った新しいカリキュラム03年学校教育学会のパネラーとして提案

 

研究と講座 まずは足下から。日本の伝統がどのようであるかの理解をしましょう。民族音楽、西洋音楽はそれと並行して学べばよくわかります。

今は力を抜いて、誰でも親しめる作品を心がけています。学問も真理に到達し明快でなくてはなりません。今の研究を反映させ、もっと日本的に昇華された作品を創りたいのですが、その理想も単純で奥深いものにあります。しぶきをあげて生まれる書のように。私は常に伝統的であり国際的でありたいのです。これから本格的な融合をしていこうと思います。

高橋曜子

作品
フルート独奏のための「香華」「ケツァル」
フルート、龍笛、ハープのための「すばる」
2本のフルートのための「ゆい」「ディーポール」
フルートと箏のための「バラカ」
フルートとピアノのための「龍吟ソナタ」「ほがひ(慶賀)」「とわ~君が代ファンファーレ」「風の笛変奏曲」
フルートアンサンブルと三味線のための「茨木民謡メタモルフォーゼ」
ピアノ独奏「ふたつの悲歌」「血の涙」「星しるべ」「あゆち」
チェンバロ独奏のための"Sec"
弦楽四重奏"Umi"
ピアノトリオ「北幻」「東幻」
箏と木の打楽器のための「秋風の宴」
テナーサックスのための「月に吠える」
サックスとフルートのための「やよひ」「けらはみ」”I always remain unchanged"
朗読とピアノ「つち」、沢池幼稚園歌「風の笛」「大きな声で」、うた芝居「もういいよ」
マリンバ独奏のための「みむろ」

編曲
2本のフルートとピアノのための「春の海」「スワニー川」
フルート、ソプラノ、ピアノのための「さくらさくら」、2尺八、2箏のための「日本の春」
フルート3本のための「津軽海峡冬景色」、「梅にうぐいす」、ヴァイオリンのための「浜千鳥」「黒い瞳」
フルート5重奏とピアノのための「秋の曲メロディー」
フルートオーケストラのための「川の流れのように」「見上げてごらん夜の星を」「星に願いを」"TSUNAMI"「若きバラの美しき」(ギヨーム デュファイ作曲)「ヴァイオリンとヴィオラのための二重協奏曲」(モーツアルト作曲)
フルートオーケストラとピアノ連弾、シロホンのための「動物の謝肉祭」
CD「ノスタルジア」楽譜「日本の郷愁」CD「プレイアマデウス」楽譜「カナリア名曲集」所収の各曲

論文・著書
「子どもの音の世界」(小島律子と共著)
「久米歌とはどのようなものか」「明治選定譜曲目一覧」「天平の雅楽」「かごめ考」「蘭陵王を考える」

 

高田信一 作曲・指揮1920-1960


高田信一

 

その昔高信といって知らぬ人はなかった楽壇のスター。
今は「若い力」の作者といっても誰も知らない。
39の生涯に輝かしい痕跡を残した高田信一は私の祖母のいとこにあたります。